セルティック移籍から得点を量産し続けているストライカー、古橋亨梧選手にクリスタル・パレスへの移籍の噂が! 移籍の可能性は低いと見られているが、果たして現地の反応はどうなのか?
先週、びっくりするニュースが届いたね!
あー。ドバイに滞在したまま、国会での陳謝にも応じないみたいですね…。
いや、そのニュースじゃないよ!しかも、めちゃ最近のニュースだし!
霊夢違うよ。古橋選手がプレミアリーグに移籍するかもという報道のことだよ。
あー!そっちでしたか!
セルティックに移籍してからの活躍は目覚ましいですからね!移籍の噂が出ても不思議ではないですよ!
昨年が12ゴール。今季も24試合で19得点と、得点ランキング独走中!
チームも首位だし、プレミアのクラブが興味を示すのも当然だね。
たしか、報道に出ていたのはクリスタル・パレスでしたっけ?
そうだね。パレスの攻撃の中心であるウィルフレッド・ザハ選手の後釜としてリストアップしているみたいだよ。
コートジボワール代表にも選ばれてるドリブラーじゃないですか!
パレスは、攻撃陣に若手が多いので、相乗効果で面白くなるかもしれませんね!
どうやら、ザハ選手は今年の6月で契約満了になるみたいだけど、現状、契約延長の見込みがないそうだ。
あとは、古橋選手がプレミアリーグに、クリスタル・パレスというチームにフィットするかどうかですね。
そもそも、報道で出たパレスはどんなチームなんですか?
パレスはロンドンの南郊を拠点とするクラブで、
1861年に創設された世界最古のフットボールクラブと言われているよ。
そんなに歴史のあるクラブなんですか!
実はそうみたいだよ。
2部以下のディビジョンで戦っていた時間の方が長くて、
プレミアリーグに安定して残っているのは2013-14シーズンからだね。
残っているとはいえ、降格圏を争って監督交代も結構行っているイメージがありますよ?
たしかに、昇格したばっかりの時はプレミアリーグに残るためのサッカーという感じだったね。
ただ、2017-18シーズンにロイ・ホジソン監督が就任してから、安定してきた感じだね。
ペップやクロップ、コンテといった戦術的に優れた外国人監督が多く現れ始めた時期だったけど、
ホジソンは4-4-2のオールドスタイルで、屈強なディフェンスと個の強い前線を組み合わせて戦っていたんだ。
「チーム戦術」というより、「強い個の集合体」っていう感じですね。
そうだね。ホジソン体制は4年ほど続いて、残留はできるチームになった。
けれど、上位を狙えるクラブと言えるほどではなかったんだ。
そこで2021年に招聘されたのが、アーセナルのレジェンドであるパトリック・ヴィエラ監督だ。
ベテランの監督から若手のヴィエラに監督を変えたんですか。かなりの方向転換ですね。
まさに、オールドスタイルから後方からパスを繋ぐモダンなサッカーに挑戦して上位進出を目指しているよ。
昨シーズンは12位に終わったけど、途中トップハーフに入るくらい、内容的には面白いサッカーになっている。
そうなんですね。逆に言うと、そんなチームなのにザハ選手は移籍したがっているんですね。
ザハ選手は若い時から注目されていて、パレスには10年以上在籍している最古参。ユースも入れると20年以上かな?
2013年にステップアップでマンチェスター・ユナイテッドに移籍も、ローンでパレスにまた所属。
2015年に完全移籍でパレスに戻り、安定した活躍をするも、ビッククラブへの移籍が叶わなかったんだ。
え、一度もチャンスがなかったんですか?
2019年にアーセナルからビックオファーがあったみたいだけど、
プレミア残留に重要な選手ということで、クラブがこれを拒否したんだ。
なるほど…。CL出場のためにケインを移籍させないトッテナムみたいですね…。
まさにね。ケインのこの状態を「ザハ状態」と現地は揶揄しているよ。
それくらい、ザハ選手もビッククラブへの移籍のチャンスを逃した選手なんだ。
年齢も30歳。移籍最後のチャンスとして、契約更新しない意志のようだね。
ということは、ザハ選手の後釜を探しているのは本当なようですね。
でも大事なのは、古橋選手が移籍しても活躍できるかどうかですからね…。
実際、ザハ選手の後釜は務まりそうなんですか?
まず、プレイスタイルが異なるので、完全な後釜になる必要はないよ。
ザハ選手は個人技の光るウィンガーで、古橋選手は駆け引きの上手いストライカー
体のサイズからプレイエリアも違うので、古橋選手の特徴を活かした戦い方があると思った方がいいかもしれないね。
たしかに、そうかもしれないです。移籍して活躍することが目的ですもんね!
それが大前提として、古橋選手が入るポジションは
やっぱりザハ選手のいた左ウィング、もしくは、4-4-2の2トップの一角かな。
左ウィングになった場合、ザハ選手のような突破力は必要とされますよね?
後釜になる必要がないとか言って、話が違うよ魔理沙!
そんなに怒らないで…。
ウィングポジションになると、突破力は当然必要になってくるよ。
プレミアはデュエルに強いサイドバックが多いし、
三笘選手みたいに、サイドをえぐってのチャンスメイクも重要な役割だからね。
そう考えると、サイドよりも中央でゴールに絡んだ方が古橋選手の特徴が出る気がします。
同感だよ。
サイドから中央に入って得点に絡むことはできるけど、
古橋選手にはもっと直接的にゴールに絡んでほしい。
その方が、エゼ選手やマテタ選手のようなクリエイティビティのある選手と良い連携が取れそうだからね。
アイェウ選手のポストプレイから裏に抜けだして得点なんていうかたちもイメージできますね!
現地のピート・オルークという記者も、
「クリスタル・パレスのファンは本当に彼を見て楽しむことができるだろう。」
「本当に良いフィニッシャーであり、本当に仕事ぶりも良いからだ」
「クリスタル・パレスの前線を改善するのに確かな選手になれると思う」
と太鼓判を押しているよ。
この書き方は、ワントップでの起用も匂わせていますね。
得点力は現地記者のお墨付きをもらっているということだね。
ただ一方で、セルティックのOBであるフランク・マカベニー氏は、移籍の可能性は低いと見ているよ。
え、そうなんですか?
セルティックからプレミアに移籍したケースはたくさんあるから、実現しそうですけどね。
アーセナルのティアニー選手や、パレスのエドゥアール選手がそうだね。
さらに言うと、スコティッシュリーグはプレミアリーグへの登竜門的なリーグでもあるし、
多くのスコットランド人がプレミアでプレイしているね。
古橋選手の何が足りないんでしょう。
マカベニー氏は、
「今のセルティックはみんな面白い。とても団結している」
と、前置きしたうえで、
「彼のスピードはプレミアリーグの選手たちも脅かすだろうと確信している。」
「だが、イングランドでプレーするだけの強さがあるかは分からない」
と、フィジカル的な強度に対応できるかという点に言及しているよ。
プレミアの強度は、他のリーグとかなり異質ですからね。
実際、日本人でプレミアに挑戦してきた選手たちも、この強度に適応するのに苦労しましたもんね。
直近でこそ、三笘選手、冨安選手が一定の成功を収めているけど、南野選手はなかなか定着できなかったよ。
当たりが激しいのに加えて、審判も極力ファウルを取らないので
フィジカルが弱いと球際で簡単にボールを失ってしまうんだ。
信頼を失えばプレミアの資金力でどんどん新しい選手が入ってきますし…。
激しい競争に勝つために、岡崎選手や吉田選手は「プレミア仕様」の体を作ったと言われていますよね。
自国からも他のリーグからもとんでもない選手が次々と現れるリーグであることに間違いはないね。
レスターで優勝を経験した岡崎選手は、
「プレミアには、個の力がバケモノみたいな選手がいる。あまり戦術を気にせず、個の力だけでやってしまう。」
「『どんだけドリブルするねん!』って選手も多いし、それぞれ自分の得意とする形を持っている。」
「日本人は自分の形を持っていない選手が多い。ドイツでハマるのは、周囲の選手が(日本人に)合わせてくれるから。」
と、ブンデスとの比較を交えながら表現していたよ。
外国人監督も増えて戦術的な部分が変化していても、この特徴はまだ色濃いですよね。
平均的な能力よりも、何か突出している選手、
自信をもって勝負できる特徴を持った選手が活躍しやすいリーグなのかもしれないね。
そういう意味では、傑出した得点力が古橋選手にはあります!
だから、自信を持って移籍しても大丈夫だと私は思いますよ!
まあ、セルティックとの契約をスムーズにするために、
代理人が意図的に流した噂レベルの話の可能性もあるからね。
期待に胸を躍らせつつ、動向を見守っていこうじゃありませんか。
移籍になると、そういう駆け引きもあるんですね。
次の契約交渉でより良い条件を引き出すために、海外のエージェントはよくやる手法だよね。
選手とクラブが直接話しづらい金銭面とかを仲介して交渉するのも、代理人の仕事だよね。
当事者同士が直接やり取りしづらいことの仲介ですか…。そういうことってありますよね。
私も仲介ビジネスに挑戦してみようかな!
お、いつになくやる気だね。何かやりたいものが決まってるの?
そうですね…。
年始に今年はダイエットしようと決めたんだけど、正月太りがまだまだ気になる体型に…。
それって毎年目標にしてるやつじゃ…。
魔理沙も一緒にどう?
私を巻き込まないでーー!!