新しいトライを試みた日本代表、現役時代には日本代表で活躍し、今はOBとして熱い視線を注いでいるプロの目にはどううつったのか? さまざまなポジション、連携、日程などに問題提起をするOB達の鋭い意見をゆっくり解説
ウルグアイ戦を経て明日はコロンビア戦、貴重な代表戦なだけに色々と実りがある試合を期待したいよね!
そうですね、新しい試みや新戦力の発見もあったと思いますし!
それらを評価しつつも現時点では少しちぐはぐなところもみられてもどかしい感じもあるよね。
まぁそれは始めたばかりの事ですから!
結果を早く求めすぎても良くないのは分かってるんだけどね…。
ただ同じように代表でプレーしていた選手や評論家はこのウルグアイ戦をどうみたのか。
その辺りを少しまとめてみようと思うよ。
日本代表のOBって事ですね!例えば闘莉王とかはいつも怒ってるイメージがありますが…笑
あれも愛あっての事だしね笑こちらとしてもそういう見方もあるのか、って発見があるはず!
じゃあまずその闘莉王から。
霊夢も言ったように闘莉王は結構辛口な事を言うけど、この試合も少し渋めだね。
自身は現役時代にDFだった事もあってかDFには渋い評価。まず瀬古については、
「退場です。イエローがでてもおかしくない場面が二度ほどあった」
「すごく気持ちのある選手だけど熱さが前に出過ぎると、空回りしちゃう」
とメンタル面を指摘、プレー自体はある程度評価しているようだけど、ファウルトラブルが少し気になったようだね。
同様に少し厳しい評価になったのは伊藤洋輝。こちらについては、
「ポジショニングが悪い。ビルドアップ悪い。攻撃的なセンス悪い。守備も悪い。全然良くなかった」
とばっさり。特にボールの受け方にはかなり納得がいっていないようで、
「必ず前を向いてトラップするのが大事。横にトラップしている。そうしたら、すぐプレッシャーが来る。」
「そういうところも、ちゃんと勉強しないといけない。」
と苦言を呈していた。
やっぱり怒ってますね…。
DF陣だと板倉、菅原には一定の評価をくだしているだけに、愛のある苦言かな。
ただこの試合で最も闘莉王が納得いかない様子だったのが浅野。
「2回ぐらいチャンスがあったのに。相変わらず、ちょっとなんか物足りなさを感じる」
前半の菅原から作ったチャンスもゴールに結びつけられなかったところに関しては
「ダイレクトで打たなければいけない。あのワンタッチで角度をなくしてしまった」
と嘆き、さらに
「俺を納得させてくれ!無理!」
と、闘莉王節が炸裂。
無理!って相当きつい表現ですね笑
ただし浅野が大仕事をやってのけたドイツ戦においては、試合後に
「お詫びいたします。浅野はヘボじゃない。取り消しじゃ。ようやってくれた!」
と、大喜び。FWは結果が全てと言うけど日本代表のOBからみてもそれは例外じゃないみたいね。
てことは西村については良い評価を?
そうだね、ファーストタッチで決めたゴールを高く評価して、
「なんか得点の匂いがする。決して上手いとは思わないし、技術的なところも他の選手よりは下手やと思うけど、」
「なんか応援したくなる。結構好きなんですよね。俺らの目に見えないものを持っている」
と得点への嗅覚を称賛しているね。
あのゴールは伊東へのパス、そしてクロス。ニアに走り込んだ上田。それらを含めて完璧でしたもんね。
ただ闘莉王は二アで潰れた上田については、
「採点できない。匂いもしなかった。絶好調と言われていたけど、俺にはそれが見えなかった」
「潰れるんじゃなくて、自分が決めるんです。潰れる、言葉も良くない。潰れるな。自分が決めるんだ」
と結構無茶な注文も…。
うーん、役割ってあると思いますし、上田はそれを忠実に実行したと思うんですけどね…。
まぁ、そもそもの役割は点を取る事。まずはそれをやってくれっていう闘莉王特有の檄だろうね。
そういうものですかね…。
次に実際にこの試合に解説としてこの試合に関わってた内田篤人。
解説でも選手ならではの目線からのコメントもありましたよね!
注目したいのは日本代表の課題でもあるセットプレーへの言及。
「せっかく名波さんがコーチとして入ったので、セットプレーの可能性がもう少し広がってくると面白いですね」
とコーチ陣の手腕に期待。
この日のセットプレーはあまり記憶にないですが、どんな感じでした?
残念ながら記憶に残らない程度のクオリティだったかな。
例えばコーナーは試合を通じて4度あったんだけど、そのうち2回は難なくキーパーがキャッチ。
1本はヘディングでフィニッシュまでつながったものの枠は大きく外れて得点の予感はしなかった。
うーん、言うように改善してくれれば良いんですけどね…。
あとは試合後のネット番組にて結構ドキッとする発言も。
「プレミアとか試合きつくない?三笘とか。切羽詰まっている選手は多いと思う。プレミアとかCL、ELに出てる組はきついと思う」
と招集そのものにも言及。さらに、
「スタートとして呼ぶのはわかるけど。ある程度実力が分かってる。鎌田とか。『呼んだんだ?』というのが個人的な感想」
と単刀直入に疑問を呈してたね。
ただ代表というのは選手にとっても特別なチーム。試合後に三笘は内田から、
「日程的にはきつかったと思いますけど、新しいスタートということで。どういった気持ちで臨みましたか?」
と質問されると、
「全選手きついと思いますし、そこは言い訳にならないです。今日は本当に勝ちたかったので、本当に悔しいです」
と潔く自身のパフォーマンスを含めて悔しさをあらわにした。
こういう気持ちをみせてくれる選手は応援したくなりますよね!
そうだね、肉体的にも精神的にも三笘にとってはタフな試合だった。
怪我による離脱で実現はしませんでしたけど、冨安も招集されていましたしね。
観れるものなら観たいって気持ちもあるけど、選手のコンディションにはしっかりとケアをして欲しいよね。
次に、以前から森保監督にはなんだか当たりがきつい元日本代表のFWでもある城彰二。
城は結構ズバズバ言いますよね…。
招集の段階からこのウルグアイ戦については
「W杯後初めての試合ですが、監督が同じなので、特に何かが大きく変わることはないです。」
「今回の試合、勝ち負けは気にしなくてもいいと思っています。これをやりたいっていうのを見せて欲しい」
と勝ち負け度外視で新戦力や新しい試みを見せて欲しいと語ってたように、試合後も淡々とした様子。
それでもサイドの新しい試みには、
「三笘がどれだけ機能するかに注目したが、まずまずだった。サイドを突破してクロスを上げたり、カットインしてシュート。」
「そういう場面がもっとほしいし、攻撃の起点としても期待されている」
「代表選手は監督が求めるものを出しながら、自分の持ち味を出せなければ、最終的には使われなくなる。」
「三笘ならできると思う。」
と大きな期待を寄せているようだね。左右ともにSBが新しい動きをしたのは取り組みとしては高く評価されてると思うよ。
あとは詰めていくだけですもんね!
ただコンビを組む左SBには別の相手を推す声も。
元日本代表の栗原勇蔵は左サイドが物足りないと断罪。
「伊藤の良さは高さやスピードがあるところだと思いますけど、左SBの一番手として据えるには物足りなさは残る。」
「自分で突破できる推進力や馬力があるわけではないし、センタリングを上げる機会も何回あったか記憶にないレベル。」
「SBとしては守備専門に近い。それなら左SBにこだわらず、単純に左のCBでいいと思います」
とばっさり。守備専門とはなかなか思い切った表現だね…。
いやー、ある意味で侮辱的…。
能力が低いと言ってるわけではないんだけどね。あくまで戦術や求められる能力の話だから。
適材適所というところですね…。
最後にカタールW杯では解説者として新境地を見せてくれた本田圭佑。
おお、本田が何を言ったのか気になるところですね!
試合の翌日、Twitterにて
「我々は昨夜から守備の部分を修正しなければならない」
と英文で投稿。
守備ですか…。確かにDF陣は顔触れが変わりましたけど、悪くはない出来だったように思いますが…。
この発言に対して本田から説明はないんだけど、その前の投稿をみると
「明日、私たちはシンガポールにてマレーシアと対戦する」
と画像付きで投稿している。
って事はカンボジア代表の事ですかね?あれ、本田って退任しませんでしたっけ?
今年の頭に退任を発表したけど、任期は今年の5月までだね。事実、カンボジア代表はマレーシアに1-3で敗れている。
なんだ…お騒がせですね。
本田はカタールW杯以降、日本代表には強い関心を寄せているようだけど、ライセンス等の諸問題もある。
でも何かしらの問題提起ぐらいならば発信力もあるし、ライセンスも不要ですよね。
そうだね、サッカーに関わるあらゆる人が注目する日本代表。
色んな意見があると思うけど、監督選手ともども試行錯誤していってほしいね!