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【海外サッカー】守田、今季早くも5ゴール!強豪スポルティングに欠かせない存在となった守田の海外挑戦を支えたある人物の存在とは?

強豪スポルティングにおいても替えの効かない存在となりつつある守田。
大学、川崎を経て海外挑戦し日々成長し続ける男を支えたある人物とは?
幼少時代から今に至るまでお互いの夢を叶えた知られざるエピソードをゆっくり解説

参考 守田英正が異国でかなえた「18歳の友情」 https://mainichi.jp/articles/20221123/k00/00m/050/190000c

守田英正は「中体連の星」飛躍させた二つの挫折 https://mainichi.jp/articles/20220316/k00/00m/050/053000c

ポルトガルでも守田が活躍していますね!

そうだね、リーガプリメイラの上位対決と なった3位のブラガと守田の所属する 4位のスポルティング。

試合が始まる前は勝ち点差が8ついてた 状態、さらに5位とは勝ち点差が2と迫ってた という事を考えると、

来季、ヨーロッパのどこで戦うかを 踏まえても負けるわけにはいかない この試合で守田は見事2ゴール。

しかも先制ゴール、そして2点目と 試合を決める大きなところでの働きでしたね!

先制ゴールはコーナーからのこぼれた ところをうまく身体を使ってボレーで決め、

2点目もゴール前の混戦に 顔を出して押し込んだ見事なゴール。

守田の2点目の直後にブラガに 退場者が出た事で試合は一方的に。

守田は後半途中でピッチを後にしたものの、 5-0という圧勝の試合で見事MOMに輝いた。

守田に得点力もついてきたら これほど頼りになる事はないですね!

守田は今季これで5ゴール目。サンタクララで 過ごした2シーズンでも通算3ゴール。

チームの力関係があるとはいえ、 スポルティングの中でも5ゴールと言えば、

リヴァプールも注目する若手FWの ペドロ・ゴンサウベスの10ゴール。

トッテナムユースの逸材である FWマーカス・エドワーズの6ゴール。

これに次いでチーム内でも3位の数字。

W杯後、チームへの合流が遅れてた守田は リーグでは久々のスタメンで状態が どうかな?と思ってたんだけど、

どうやら心配はいらないようだね。 これで守田もチームも乗ってくれれば 良いんだけど。

この活躍が続けばさらなるステップアップも ありそうですね。大学からフロンターレを 経由して海外でとんとん拍子。

三笘にも守田にも、このパターンは あてはまってほしいです!

守田はポルトガルにきてから もう3年目だけど、ある環境の変化も あったんだよね。

というと?

実は守田は海外でプレーするにあたって 一人だけではなく、大切な仲間との 夢を叶えたともいえるんだ。

川島大典さん。彼は移籍当初から ポルトガルで守田の通訳を務めて いたんだけど、ヴィッセル神戸に行くことに。

なるほど、通訳がいなくても大丈夫なぐらい ポルトガルに慣れた、という事ですかね。

それもあると思うんだけど、ここまでの 躍進というのは川島さんと二人三脚で 歩んできた道のりでもあるんだよね。

ほう…。

同じ高槻市の出身である2人は幼稚園から 一緒という幼馴染、実家ぐるみで付き合い がある関係なんだよね。

その2人は同じ高槻九中へ進学。 そこでともにサッカー部に入部。

伝統的にサッカーの強い中学であった 高槻九中、2人が3年生となった年には 全国大会で3位になるほどだったんだ。

それはかなりの強豪ですね…。

川島さんは前線で張って、守田は 司令塔のような役目を担っていたんだけど、

川島さんの目からみて、その頃から

「相手を見て、考えてサッカーを することは当時から抜きんでていた」

とコメントしているように、 今の守田に通ずるような佇まいが あったみたいなんだよね。

言っても全国3位だから、川島さんも 相当うまいんだと思いますけど…。

そして中学を卒業する際に守田に 挫折が訪れる。チームメイトには セレッソユースから声がかかり、

自分にはどこからも声がかからなかった。 この事が本当にショックだったみたい。

というのも小学生の時に、 ガンバ大阪のジュニアユースに入れず 中学でサッカーをした経緯があるんだよね。

なるほど、そしてチームメイトは プレーを評価されてセレッソのユースに…。 これは悔しいですね。

守田は卒業文集にその チームメイトの名前を出して、

「お前だけには絶対負けへんぞ!! 将来の夢は日本代表の10番」

と記してたというから、負けん気と 決意の強さが伝わってくるよね。

それをみていた川島さん、高校では 守田と別の高校に進学したものの、

サッカーは続けていたので試合で対戦 する事も。その試合では守田が所属する 近光大阪が4-2で勝利したんだけど、

その試合で守田が悔し涙を流してるのを みて、その意識の高さに脱帽。

別の高校とはいえ、親交のあった2人は 大学進学を直前にして、二人で約束を したらしいんだよ。

プロを目指して大学サッカーの強豪である 流通経大に進む守田に対し、

サッカーをプレーする事よりも、その業界 での仕事に憧れ、ブラジルの公用語を マスターすれば通訳として働けると考え、

川島さんは京都外国語大で ポルトガル語を学ぶと決めた。

おおお…めちゃくちゃ胸熱な展開。

お互いプロの世界で働きたい、 そして一緒に働けたらベストだねと 約束をしてお互いが切磋琢磨する日々。

守田は大学ナンバーワンのボランチという 評判を得て、川崎入り。Jリーグでも 定位置をつかみ、日本代表入り。

一方の川島さんは勉学に励み、ブラジルの サンパウロ大へ留学。語学レベルも ネイティブレベルになっており、

奈良にあるバルサアカデミーで 語学力も活かして通訳兼コーチの 職を得ていた。

お互い順調ですね!

そうこうしてた時に二人に転機が 訪れる。川崎へ守田を獲得したいという オファーが舞い込んでくるんだ。

ここにつながるわけですね…。

ご存知の通り、守田はサンタクララに 移籍するわけだけど、サンタクララって 離島のクラブなんだよね。

ポルトガルがあるイベリア半島から 1500kmと遠く離れたサンミゲル島にある 人口は2万人程度がホームの小さなクラブ。

そんな環境だったんですね、 それは知らなかった…。

小さなクラブなので当然予算も 限られている中で守田は川島に対して

「ポルトガルのチームから オファーが来た。一緒に行こう!」

と声をかけ、川島さんもそれに対して

「クラブの雇用なしでも、現地で バイトをしながら生活してでも行きたい」

と即答。お互いの夢がかなう瞬間 だから当たり前のように思えるけど、 なかなかできる事じゃないよね。

川島さんはその時の職を捨てて 遠い異国の地にいくわけですからね…。

その時のことを川島さんは、

「守田と夢見ていたことも理由だが、 人生の素晴らしい経験になると確信したし、」

「それが信頼する親友と一緒ならば、 もっと素晴らしいものになると思った。 行く選択肢しかないでしょ?」

とあっけらかんと答えている。 この2人の関係性がこれほどまでに 伝わる言葉もないよね。

こうやって川島さんは守田の専属通訳と なり、クラブ関係者や監督からも次第に 信頼を得るように。

当初は参加が認められなかった ミーティングやロッカールームなどにも 出入りできるようになったんだ。

そして最終的にはクラブから正式に 川島さんも雇用してもらえるように。

守田はサンタクララでの一番の思い出として、 二人の夢が叶った瞬間をあげている ぐらいなんだよね。

なるほど、守田のステップアップには こういった縁の下の力持ちがいたわけですね。

だね。そうして2シーズンを過ごしたあと 守田は同リーグの強豪であるスポルティング に移籍することに。

そして川島さんもこういった経験を 買われて、ヴィッセル神戸から 通訳のオファーが舞い込んだ。

お互いにステップアップしたわけですね。

ステップアップと言えば、その通りだけど 初めての海外移籍といえば想像するだけで いろんなプレッシャーがあると思うんだ。

言ったようにサンタクララは離島の 小さなクラブ。海外からのオファーとはいえ 守田は過去のインタビューにて、

「何もないのでサッカーに集中できる環境 ですが、時間があるのでいろいろなことを 考え始めてしまう。それがストレスでした。」

「早くステップアップしたいという焦りも あったので、時間があるとどうしても もっとこうしないといけない、とか考えて。」

「本来はポジティブ思考なんですけど、 すごくネガティブになってしまう 時もありました。」

と苦しんだ胸を明かし、その中で 通訳として現地に帯同してくれた川島さん の存在の大きさに感謝している。

日本人がいてくれるだけでも ホッとするような環境なのに、 それが幼馴染となるとなおさらですね。

だね。今ステップアップして、 守田はもう一段階上を目指してる ところかもしれないけど、

このサンタクララでの経験は そういう時になによりもの武器に なるんじゃないかな、と思うよ。

苦しい時こそ、思い出して まだまだ頑張れる!と思えそうですよね。

才能があるサッカー選手でも 潰れてしまう選手もいるし、

最初は期待されていなくても 環境や何かのきっかけで伸びる選手もいる。

それってやっぱりこういう人と人との 繋がりや支えがあってこそだと思うな。

確かに…。ちょっと心温まる お話でしたね。守田を応援しよう!という 気持ちがより一層高まりました。

これからの守田の活躍にも 期待していきたいね!

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