ELプレーオフも終わり、16クラブの中に日本人所属クラブが5クラブ! いきなりの日本人対決が実現したEL2023組み合わせとその展望をゆっくり解説!!
CLもノックアウトステージがはじまっていよいよ生き残りを賭けた戦いが始まったという感じだけど、
ELも日本人所属のクラブが多くて見逃せない戦いが多いよね。
ですね、CLは世界最高峰の戦いがみれる唯一無二の大会ですけど、今季はELの方がむしろ熱いかも!
昨季もフランクフルトがバルサを破り決勝ではレンジャーズにPKの末に頂点に。2年連続日本人が優勝に貢献して欲しいよね。
ですねー。
先立ってプレーオフが行われたんだけど、バルサがユナイテッドに敗れて、ELからも姿を消す事に。
これもヨーロッパで戦う厳しさを物語っていますよね…。
ラリーガでは首位だし、カップ戦でも残ってるから2冠の可能性は残されてるけど過去のバルサからすると寂しい結果だよね。
まぁでもしょうがない。それ以外だと南野が所属するモナコもプレーオフで敗れ、ここで姿を消す事に。
ただ守田が所属するスポルティングはプレーオフで快勝。守田もスタメンで勝利に貢献したね。
これでELのベスト16に残った16クラブのうち、日本人所属は5クラブ。日本人対決もあり得る形に。
いやー、たくさんいますね!
ここで決まった組み合わせを見ていこうと思うよ。
まず基本的なルールとして、首位通過のチームとプレーオフを勝ち抜いたチームがベスト16で激突。
つまり久保のソシエダ、冨安のアーセナル、これらの首位通過チームは当たらない。
なるほど、日本人対決が実現するとしたらスポルティングとどこかという事ですね。
だね、もう1つのルールとしては同じリーグに所属してるクラブも1回戦では当たらないようになっている。
ソシエダはセビージャとは当たらないし、アーセナルはユナイテッドとは当たらない。
なるほどなるほど。
それを踏まえてみていこう。まずは実現した日本人対決から。
冨安が所属するアーセナルと、守田が所属するスポルティング。
1回戦からきましたねー!
今季プレミアで首位を守っており、ELのグループでも危なげない戦いをみせたアーセナルに対して、
CLのグループリーグ最終節で惜しくも3位になってしまったスポルティング。
これは良い組み合わせですねー。
アーセナルは2023年に入って少し息切れしているようなところがある。
FAカップではシティに敗れ、そこから第22節のエヴァートンでは0-1。
次節のブレントフォード戦もホームで勝ちきれず、さらに延期になっていた第12節のシティの試合でも敗れた。
前節のアストンヴィラ戦では4-2と勝ち点3を積み、首位を奪い返したものの、試合内容は明らかに疲労が残っているね。
うーん、肉体的にも精神的にもプレッシャーが影響しているんですかね。
明るいニュースがないわけではない。攻撃の核と言っても良かったジェズスの回復が順調に来ており、
復帰時期についても言及するようになった。早ければ3月中にはジェズスが戻ってくるんじゃないかという感じ。
これは大きいですねー!
現時点でもアーセナルの10番であるスミス・ロウ、ネルソンも完全復帰に近い状態。
トロサールも獲得したし、攻撃の駒がここにきて充実してきてるのは良い材料だね。
なるほど!
スポルティングは結構冗談抜きで守田にかかってるかもしれない。
おお、もうそんな存在に…?
あくまで個人的な意見だけど、守田が欠場してる時のスポルティングは中盤の寄せやスペースの潰し方が甘いんだよね。
オープンな展開になるとアーセナルに分があると思うし、アーセナルはプレミアでも失点数の少ないチーム。
展開次第では一方的な試合にもなりかねないんじゃないかな…。
守田にかかる期待は大きいですね!
そして冨安もだね。ベンホワイト、ジンチェンコ、ティアニー、冨安。
この中で両SBをどういった布陣でくるのかも注目したいね。
次に久保が所属するソシエダ。対戦相手はザルツブルグを倒してあがってきたローマに決定。
ローマですか…。セリエAはナポリが強いなぁという感じはありますが…。
セリエA勢は近年で言うと少し地味な感じが否めないところかもしれないけど、
直近で言うと勢いは侮れないんだよね。例えばCL、インテル、ミラン、ナポリと3クラブが残り、全て初戦は勝利。
ELプレーオフでもユヴェントス、ローマがきっちり勝ち残り、さらにECLプレーオフでもラツィオ、フィオレンティーナが生き残った。
あれ…もしかしてセリエA勢、強い…?
さらにいうとローマは昨季のECLを制し、初代王者になった勝負強さもあるし、
なんといっても監督がモウリーニョ。トッテナムでこそタイトル獲得はならなかったけど、百戦錬磨だからね。
うーん、嫌な相手ですね…。
イタリア勢が今のところ調子が良いのはW杯の影響もあるのかもしれない。
勝ち残っているチームは例外なく多くのイタリア国外の選手がいるわけだけど、
それでもW杯に出場しなかったとはいえ実力国のイタリア代表クラスの選手たちはたっぷりと休養を取る時間があった。
ここでそういった影響があるのか…。確かにそれもあるかもしれませんね。
対してソシエダはオヤルサバルの復帰など明るい材料はあるものの離脱者も多く、コンディションも万全ではない。
そういう意味ではとても難しい相手といきなり当たる事になったと感じたね。
久保にかかってますね…!ソシエダには勝ち進んでもらいたいです!
そして堂安が所属するフライブルクも同じくイタリア勢であるユヴェントスと対戦する事に。
ユヴェントスは会計絡みの不祥事がありましたけど、影響はどうなんでしょ?
プレーオフではナントを相手にディ・マリアのハットもあり3-0で完勝。
会計問題によって勝ち点15を剥奪されたものの、順調に勝ち星を重ね、現在セリエAで7位まであがってきている。
勝ち点剥奪がなければセリエAでは2位という成績だけど、来季のCL圏内までは勝ち点差は10以上。なかなか厳しいね。
つまり、ELでは他のチームにないぐらい本気で勝ちに来るのでは?
そうだね、ELで優勝すれば来季のCLへの出場権を得る事ができる。
CLに出場できる、できないによって来季のメンバーは大きく影響を受けるし、
会計問題を指摘されてる以上、財政面では厳しい目が向けられる。
それを考えるとCL出場権を取る取らないは来期以降のユーヴェを大きく左右するだろうね。
フライブルクもいやなところと当たりましたね…。
とはいえフライブルクはブンデスで首位まで勝ち点3差につけているようにチーム状態はとても良い。
その中で堂安はゴール数こそ少ないものの攻守、特に守備の部分で大きく貢献してるし
W杯中断をはさんだあとも含めて、ほとんどの試合でスタメン出場。
チームに欠かせない選手という事がひしひしと伝わりますね!
相手にとって不足なし、というところじゃないかな。まずは初戦のアウェーをしのぎたいよね。
最後の日本人所属クラブは町田浩樹が所属するベルギーのユニオン・サン・ジロワーズ 。
対戦相手はグループリーグでしのぎを削ったウニオン・ベルリンとの対戦。
ウニオン・ベルリンはプレーオフでアヤックスを倒して舞い戻ってきた。
そして、またグループリーグで対戦したサンジロワーズと再戦と…。もはや因縁の対決ですね。
グループリーグでの勝ち点1差という僅差の争いだったからね。直接対決でいうと、ともにアウェー側が1-0で勝利。
町田浩樹はベンチ外が続いているけど、国内リーグでは少しずつ出番を得ている。
190cmと大柄でさらにCBとしては珍しい左利きという選手。まずはチーム内で定位置獲得を目指して欲しいね。
ここまでが日本人所属クラブの対戦相手。それ以外でいうと注目はバルサをくだしたユナイテッドかな。
ユナイテッドは序盤こそもたついたもの、2023年に入って公式戦15戦で負けたのは第21節のアーセナル戦のみ。
さらにさかのぼっても第15節のアストン・ヴィラ戦まで負けがない。
完全にチームを立て直した感じですね。
ソシエダに首位通過を許したものの、勝ち点で言えば並んでるし、首位通過したチームと比べてもまるで遜色ない。
というか、普通に優勝候補ですよね…。
だね、初戦はベティスと対戦。これも面白い対戦になりそうだね。
あとはセビージャとフェネルバフチェ、レバークーゼンとフェレンツバロシュ、シャフタールとフェイエノールト。
どれも楽しみな組み合わせですね!
ELとCL、そして各国のリーグ戦、タイトな日程とも戦いながらの厳しい戦い。
その中で日本人選手たちがどういった活躍を見せるのか、今後もみていきたいね。