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【海外サッカー】レアル・ソシエダってどんなクラブ? ~アルグアシル監督と久保建英の軌跡~

今シーズン、好調を維持し続けている「ラ・レアル」ことレアル・ソシエダ。 その強さを支えているクラブの哲学とは? バスク育ちのアルグアシル監督と、ラブコールにやっと応えた久保選手との軌跡とともに、今シーズン前半戦を振り返る!

今年はラ・リーガがおもしろーーーい!!

霊夢さん、今日は元気がいいですね。

あ、魔理沙! ラ・リーガの順位表を見ていたら テンションが上がってしまいました。

たしかに、今シーズンは混戦で面白いね。

トップハーフは、全チームに チャンピオンズリーグ出場権に入る 可能性があるもんね。

そうなんです! 優勝こそバルセロナが一つ抜けてしまった 感じがしますが、

2位以下は、どんな展開になっても おかしくないですよ!

そういった意味では、 今年はレアル・ソシエダの話題が多いね。

ヨーロッパリーグ常連になったチームが、 今年はチャンピオンズリーグ出場権を 争っていますよ。

ヨーロッパリーグで マンチェスター・ユナイテッドに 勝利したのも話題になったね。

その中心に久保選手がいるのも、 日本人として誇らしいですね。

でも、レアル・ソシエダって こんな上位が常連のクラブでしたっけ?

それでいうと、 イマノル・アルグアシル監督体制になった 2018年あたりからじゃないかな。

それまでは、ラ・リーガの中位をさまよう 古豪クラブというイメージの方が 強いんじゃない?

うん、そんなイメージです。

2部にいた時期もありましたし、 エスパニョールと見間違えて しまったこともあります。

たしかに、両方とも 水色のストライプだもんね。

では、今日はレアル・ソシエダって どんなチームだったのかを改めて 振り返ってみようか。

黄金期を作り上げつつある アルグアシル監督の軌跡も 気になりますね。

まずは簡単な歴史から。

レアル・ソシエダは 通称「ラ・レアル」と呼ばれている。

サッカーが大好きだったアルフォンソ13世から、王室公認のクラブと認められたことで、この愛称になったのは有名な話だね。

プリメイラ発足メンバー10クラブに 入っているし、歴史がありますね。

本拠地は バスク州サンセバスティアン。

世界有数の美食の街であり、 サッカーへの情熱も絶えない街だね。

ピンチョス食べて、バルを回って…。 最高ですよね…。

そして、バスクといえば この2つのクラブ、

レアル・ソシエダと アスレティック・クラブですね!

そう!歴史的背景の強い両クラブは、 純血主義といって地元バスク人で チームを作っている珍しいクラブだ。

え…。 久保選手、いつのまに…?

なんか怖い想像してませんか、霊夢…。

ただソシエダの方は、国内外の高い競争に 負けないために、30年ほど前から 外に門戸を開き始めたんだ。

それでも、中心選手は地元の選手であり続けたし、若い才能をアカデミーで育成するという哲学は変わっていないよ。

シャビ・アロンソや グリーズマンがカンテラで育っているのは 有名な話ですしね。

地元で育てたタレントを中心に、 他の地域から優れた選手を連れてくる バランスの良いチームですね。

最近でいうと、ウーデゴールや イサクがその代表的な選手かな。

何でもグローバル化してるけど、 バスク人としてのナショナリズムがあるのも 好感が持てて好きです。

そういえば、アルグアシル監督も ソシエダのカンテラ出身ですし、

選手としても監督としても ソシエダで過ごしている時間が長いですね。

それだけクラブの フィロソフィを熟知しているし、

何より、ソシエダが大好きな サポーターの側面がある。

19-20シーズンの コパ・デル・レイで優勝した時、 優勝直後のインタビューで

「ここからはサポーターになるね」

と言って、 クラブのタオルマフラーを両手で掲げて チャントを歌った姿が話題になったね。

間違いなく、 サポーターに愛される監督ですね。

鹿島アントラーズが優勝して岩政監督が、 『アントラーズは無敵だぜ』を 歌ってたら熱くなりますもんね!

選手時代から観ていたサポーターにとっては この上ない瞬間だろうね。

そんなアルグアシル監督のサッカーには、 何か特徴はあるんですか?

そうだね。

監督もそうだけど、ソシエダ自体が 「ポゼッション重視の攻撃的なサッカー」 を特徴としているんだ。

なるほど、その上に監督の エッセンスが入っているんですね。

その通り。

そのうえでキーになるのが、 「サリーダ・デ・バロン」だ。

さりーだでばろん…。 まろやかな栗みたいな名前ですね。

「クリーミーなマロン」 …って言ってる場合か!!

……。

直訳すると、「ボールの出口」 一般的にビルドアップと呼ばれているのと 同じ意味だよ。

スペインサッカーを 日常的に追いかけていないと、 なかなか聞きなじみのない言葉だね。

初めて聞いた言葉でしたが、 要するにビルドアップに 特徴が出ているんですね?

その通り。

まず、前線の選手が高い位置を取ることで、 相手のDFラインを押し下げているんだ。

なるほど。 どんな効果があるんでしょうか?

前線の選手が残ることで、 相手がプレッシングを行うときに

常にDFラインの背後を気にしながら プレッシングを行わなくてはならないんだ。

そうすることで、 自陣で密集を作られることがなく、

自分たちのパスコースを 意図的に開けることができるんだよ。

前にどんどんプレスに行けば、 高い位置を取っている前線の選手が 空いてしまうし、

DFラインを気にしてプレスを弱めれば、 ピボーテやラテラルへの パスが出しやすくなる。

論理的で、よく考えられていますね。

さらにソシエダは、 これまで4-3-3のシステムを多用していた。

このシステムは、選手の位置関係で トライアングルができやすい システムなんだ。

今年は、久保選手の起用に伴って 4-4-2も使っていますけど、

ウーデゴールやイサクが所属していた時は 4-3-3が多かった印象ですもんね。

さらに、後ろからのビルドアップの時は CBがキーパーの脇に降りて、 ラテラルがワイドに張るし、

ピボーテは、相手の動きを見ながら CBの間に降りるのか、

逆に距離を取るのかを判断しながら サリーダ・デ・バロンを行っているんだ。

さすがスペインのクラブって感じがします。

とてつもない運動量と サッカーIQの高さが求められそうですね。

そうだね。 ピッチに立つ選手がどこに立っているのかが 重要になってくるから、

それ相応の我慢強さと献身性も 同時に求められるね。

ボールを運ぶ、 スペースを作るための立ち位置、 ランニングなどなど

必要な資質を上げたらキリがないほどだね。

そんな環境にもかかわらず、 久保選手は適応しているし、 むしろ愛されているくらいですよね。

久保選手は、ソシエダが何シーズンも前から 獲得に動いていた選手だからね。

そもそも バルセロナのカンテラで育った選手だし、

バスクの精神性と、 日本人の精神性がリンクした 部分があるんじゃないかな。

ビジャレアルやマジョルカと違って、 安定して試合に出ているし、 ボール保持の場面で力を発揮しますからね。

ソシエダでレジェンドになるのか、 ビッククラブに行くのか、 悩ましい選択になりそうですね!

古巣が世界的なクラブだけにね。 リベンジしたい気持ちも絶対あるよね。

では、魔理沙は今季のソシエダを どのように見ているんですか?

さっきも少し触れたけど、 今年は4-4-2のシステムを使っている。

中盤のダビド・シルバやミケル・メリーノ、 ブライス・メンデス、イジャラメンディと いったタレントとの共存の形を、

アルグアシル監督はプレシーズンの間 探し続けていたね。

ポジションが被るから不安だったけど、 システムを変えて解決に導いていますね。

誰からでも攻撃の起点が作れるし、 誰からでもラストパスが飛んでくる 隙のないチームが出来上がっているよ。

マドリードの両雄には引き分けるも、 内容もかなり良いものだったね。

クリーンシートも8回記録していますし、 どんな試合でも大崩れしないですね。

ただ、「ここぞ!」というところでの 決定力の無さに結構苦しめられているね。

前節のバジャドリードも勝てた試合だし、 レアル・マドリード相手でも、 点だけが入らない雰囲気でしたもんね

観てるサポーターが 一番やきもきしているんじゃないかな…。

要因としては、 若きストライカーのイサクが移籍し、 エースのオヤルサバルの怪我が要因だね。

イサクの移籍は半分仕方ないとして、 オヤルサバルが長期で離脱したのは 相当な痛手でしたね。

左ひざの十字靱帯の断裂…。 怪我は付き物とはいえ、ここまでの怪我だとコンディションを戻すのも難しいよ。

2023年の年が明けて復帰したけど、 やはり動きはまだまだ本来のものとは 程遠かったね。

他にも、ソシエダは怪我人が多いので、 全員が戻ってくれば 相当な戦力アップになりますね!

もしかすると、怪我人復帰が 最大の補強になるかもしれないね。

まだ先の話だけど、 今年の夏、アーセナルがスビメンディを 狙っているという報道も出たよね。

来季も主力を プレミアリーグに取られるんですか…?

やはり買われる側のクラブというのは 苦しめられるよな…。

でも、その分カンテラから どんな選手が上がってくるかの 楽しみもあるぞ?

そういうコアな楽しみ方も良いですね!

とはいえ、まずは今シーズンですよ!

私の予想は、 レアル・マドリードと競り合うも 惜しくも3位フィニッシュ!

ヨーロッパリーグは、 アーセナル、マンチェスターユナイテッドの プレミアリーグ勢が立ちはだかるけど、

チーム初のベスト4に 入れるんじゃないかな!

私もそう思いますよ!

何せ、スペイン栗で作ったモンブランは 口どけまろやかで最高ですから…。

いや、 「クリーミーなマロン」はもういいよ!

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