セルティックで日本人選手が躍動!古橋、旗手、前田らの活躍でオールドファームを制してカップ戦連覇! 2年連続の決勝戦でのゴールに古橋に称賛の声が続々!セルティックは勢いそのまま3冠に挑む! 2023年、いまだに負けなし!絶好調のスタッド・ランスで伊東が全ゴールに絡む活躍! 青年指揮官に交代し、調子を取り戻したチームの屋台骨を背負う伊東が今後求められる活躍とは?
今週末も各地で日本人選手の活躍がみられたね。まずはセルティック、リーグカップの連覇おめでとう!
今季初タイトルになるんですかね?どんなタイトルでも優勝は格別でしょうね。
リーグカップはスコットランドのプロクラブ全てで争うカップ戦で1946年から開催されている歴史のある大会。
グループステージによって予選が行われ、セルティックはシードされているので参加はノックアウトステージから。
シード、そしてリーグ戦でも独走してるように力を見せつけ危なげなく決勝まで勝ち残り、決勝はライバルのレンジャーズと。
2強対決になったわけですね!オールドファーム対決!
レンジャーズはリーグカップの最多優勝記録を保持しているクラブでもあるだけに、セルティックとしても負けられない。
そんな試合を決めたのはやっぱり古橋。そして前田、旗手のスタメン出場した日本人。
今季の古橋はちょっと神がかってますね。
左サイドへ展開し、折り返したボールをまず前田が飛び込むもジャストミートせず。
そのまま流れたボールをさらに中にいた古橋がきっちり流し込みセルティックが貴重な先制点。
前田がそのまま決めるか?と思ったんですけど、中にいた古橋の二段構え!これは完璧なゴールでしたね。
前半そのままリードで折り返し、後半10分またも古橋からゴールが。
前線にするすると上がった旗手にボールが出ると旗手から完璧なパスが古橋に。このパスも本当に素晴らしかった。
古橋は身体ごと推し込むような形でゴール。セルティックの試合で実況がキヨゴ!と叫ぶのが当たり前のようだよ…。
いやー、本当に。しかし本当にゴールを量産してますね。
そのあと1点返されると古橋、旗手をさげ途中交代の選手として岩田もピッチに登場。
小林はベンチ入りしていたものの、出場機会はなし。それでも日本人選手がこの優勝に大きく貢献したのは間違いないね。
勝利の立役者はやっぱり古橋でしょうが、他の選手の評判はどうですか?
この試合のMOMは間違いなく古橋。この優勝は昨年に続いての連覇になるんだけど、2年連続での2ゴール。
昨年はハイバーニアンに先制されながら古橋の2ゴールで逆転し2-1で決勝を制し、
今年は古橋の先制ゴールと追加点を守り切りレンジャーズに2-1で勝利。
2年連続で優勝に導いたといっても過言ではないですね…大舞台に強い!
古橋が大きな貢献をしているのは間違いないんだけど、他の日本人選手も今季は大きな貢献をしている。
鮮烈なデビューを飾った旗手もチームにフィットし、今季はセルティックにとってなくてはならない存在。
特に先週はリーグの週間ベストイレブンに選出されたんだけど10点満点中9.89点と多くの人から満点と評されるほどの出来。
プレミア移籍が噂される古橋と同じく旗手にも移籍の噂があるし、
レンジャーズやプレミアでプレーしていた元スコットランド代表バリー・ファーガソンは旗手について、
「彼はセルティックが大金を得るであろう選手のひとりだ。できればこの夏になって欲しい」
と早くいなくなって欲しいかのようにコメントをする始末。レンジャーズ贔屓だからしょうがない事だけどね笑
これは最高の誉め言葉ですね!
前田も今季リーグで6ゴールとそこまでゴール数は積めていないものの、豊富な運動量は相変わらず。
古橋や旗手と同じく、プレミアのいくつかのクラブが関心を持ってると言われているし、
途中加入の岩田や小林も少しずつ出場機会を得ている。
セルティックはリーグはもちろんスコティッシュカップ、国内のカップ戦でもベスト8まで勝ち進んでいる。
このままいくと国内3冠もあり得るという感じですね!いけるところまで行ってほしい!
レンジャーズはリーグ戦ではセルティックに勝ち点9差をつけられているものの、カップ戦でも同じく勝ち残ってるし、
リーグでの終盤に直接対決がある。
最後の最後までオールドファームのライバル対決が国内タイトルを左右していくんじゃないかな?
その対決を左右するのもセルティックの日本人選手たちという事ですね。今後も期待しましょう!
だね。今週末はセルティックの日本人ばかりでもない。フランスでも伊東が大暴れしているんだよね。
第25節のスタッド・ランスはオナイウ阿道の所属するトゥールーズとの対決。
日本人対決ですね!オナイウもこの前活躍してましたよね?
だね、前節では見事なボレーを決め今季リーグ2ゴール目をあげた。
84分からの途中出場という限られた時間の中で結果を出したし、
昨季の4試合連続ゴールを含む、リーグで38試合10ゴールという数字から考えると今季は少し寂しいけど
それでも途中出場ながら毎試合のように出場機会を得ている。
この試合でも途中出場で出場したんだけどこの日は目立った活躍なし。この日の主役はスタッド・ランスの伊東だったね。
前半4分に早速GKとの1対1から落ち着いて先制ゴールを決めると、
そのわずか3分後には見事なラストパスで得点をお膳立てし、開始7分で2ゴールに絡む活躍。
さらに後半にも伊東のクロスからゴールが生まれて3-0で快勝に貢献。
この日1ゴール2アシストと全得点に絡んだ伊東は後半43分にお役御免で途中交代。
文句なしのMOM、伊東にとってもリーグでのゴールは10月の第12節ぶり。
久々のリーグ戦でのゴールは伊東にとっても嬉しかったんじゃないかな。
伊東はゴールもアシストもできるけどやっぱりゴールは格別ですよねー!
スタッド・ランスはリーグアンで10位と中位に甘んじているものの、実はとても負けが少ないチーム。
第1節、2節、そして第7節、8節と連敗を喫したものの、そこから実は1回も負けていないんだ。
えっ、第8節って事はどんだけ負けていないんですか?
10月から今に至るまで、実にリーグ戦で17戦戦って負けなし。
ただし、引分けもすごく多いチーム。25試合戦って8勝13分け4敗と、負けないものの勝ちきれない試合も多いんだよね。
うーん、勝ち点3の重みが分かりますね。
ここまでの失点でいうと合計26失点という数字はリーグでも上位の優れた数字になるんだけど、問題は得点。
33得点という数字は上位10チームの中で下から2番目。いまいち順位を伸ばせないの原因は明らかに得点力不足なんだよね。
得点力不足、さらにいうと得点パターンも限られてきている。
スタッド・ランスの得点源はアーセナルからレンタル、リーグアンで覚醒している21歳のバログン。
得点王ランキングでも一時はエムバペを抜きトップに立っていたことも。現在も2位タイ15ゴールをあげているんだけど、
総得点33点のうち、半分近くがこのバログンのゴールという依存っぷり。
バログンが抜けた後にどうなるかが不安すぎますね…。
割合でいえば、例えばシティなんかも総得点64ゴールに対して、ハーランドが27ゴールと約半数を占めているけど、
他にも多くの選手がゴールを決めている。ハーランドが得点源でありながら、他にも様々な攻撃の形がある証拠だけど、
スタッド・ランスの場合は総得点が少なく、さらに特定の選手が半数近くのゴールを決めている。これは深刻な問題だね。
伊東にかかる期待は必然的に大きくなってしまいますね…。
まぁ、このスタッド・ランスの得点力は今に始まった事でもない。ここ数シーズンの得点はほぼ試合数と同じ数。
そういった経緯もあって伊東の獲得に動いたわけだけど、明るい材料がないわけでもない。
今季序盤は連敗などもあって、出遅れたスタッド・ランスは監督を解任し、ウィリアム・スティル監督が就任。
アシスタントコーチを務めてたスティルは弱冠30歳と選手たちとほぼ変わらない年齢ながら、プロの経験はなし。
プロのプレー経験なしで監督やってるんですか??
10代からゲーム好きが高じて、ユースのコーチ、ベルギーでのアナリストなどを経て今に至る。
まぁ、簡単に言うとちょっと変わったキャリアを歩んでる人だね。
それでも監督までたどり着いたってのは有能な証かもしれませんね。
バイエルンのナーゲルスマン監督のような例もあるからね。こういう監督でもビッグクラブの指揮を執る事もなくはない。
そのスティル監督就任後、前述したように負け知らずの快進撃。一時は降格圏内だったチームも中位まであがってきている。
伊東のチームでの役割は全体でかけるプレッシングの最前線。
フィリップスとともに伊東が行う両サイドでのプレスと運動量はチームの重要な武器になっている。
スティル監督に代わって、その役割が明確になってる感がある。伊東もチームも手応えを感じてるんじゃないかな?
ポジションをしっかりと確保してるのはさすが伊東ってところですね!
伊東はバログンに次いでチーム2位の2ゴール。今までの役割を全うしつつゴールも量産する。
難しい役割だけど、ここからさらに順位を上げていく上では伊東の活躍は欠かせないんじゃないかな?
伊東って代表でもクラブでも安定して活躍していますもんね。
ベルギーでこそチームに定着するのに時間はかかったけど、最終年はMVP級のゲンクの中心になったし、
リーグが変わってもスタッド・ランスでも欠かせない存在になっている。
今年のオフに移籍の噂もでてましたよね?鎌田や三笘、古橋らと同じくステップアップの移籍があるかも…。
そのためにはスタッド・ランスをさらに上位に押し上げる活躍が要求される。伊東にも期待したいね!