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【海外サッカー】プレミアリーグから除名?マンチェスター・シティが100件以上の財務違反!違反内容やシティの今後をゆっくり解説。

2023年2月6日、プレミアリーグからマンチェスター・シティが100件以上の財務違反の疑いに関して発表した。シティの過去の疑惑や今後の展開についてゆっくり解説。

プレミアリーグがちょっと 騒がしくなってるね。

ブライトンの躍進ですか?

いや、ピッチ外のところでだよ。

この前ユベントスが多くの財務違反を 犯したとして、セリエAで勝ち点15が 剥奪されることが決まったけど、

似たようなことがまた起こってしまったよ。

なにがあったんですか?

2月6日、プレミアリーグから、 マンチェスター・シティによる複数の 契約違反の疑いに関して発表された。

今回は今後、シティがどうなってしまうのか シティが抱える問題などを解説するよ。

ものすごいおおごとになりそうですね…。

マンチェスターといえば、昔は ユナイテッドが一番に出てきていたが

2008年9月にアラブ首長国連邦の 『アブダビ・ユナイテッド・グループ』が シティを買収し、

大型補強を繰り返し、11/12シーズンに クラブ史上初のプレミアリーグ優勝し、 シティもビッグクラブ入りを果たした。

当時はテベスやアグエロが活躍していた 記憶があります。

その後はマンチーニやペッレグリーニなどの 名将が監督になり、現在はグアルディオラが 監督を務めている。

グアルディオラが就任してから6年で 4回もプレミアリーグで優勝しているよ。

昔を考えると信じられない強さですね。 お金って正義なんですね。

そうだね。豊富な財力で世界から 優秀な選手を獲得できていることが やっぱり大きいよね。

しかし、その選手獲得のやり方に疑問が あがったこともあり、UEFAがオーナーの 資金を使ったのではないかと指摘。

2020年に2年間の欧州カップ出場禁止処分を 下すが、シティが不服を申し立て、 CASで裁判が行われた。

FFP違反ですかね?

そうだね。でもUEFA規定により 5年という時効が迫っていたことで 充分な証拠を用意することができず、

シティが実質的に勝訴することとなった、 ということがあったんだ。

目をつけられてもしょうがないですね…。

じゃあ次は今回起こった 問題について振り返るね。

プレミアリーグは公式HPで、

「プレミアリーグは本日、 プレミアリーグ規則W.82.1に従い、 マンチェスター・シティFCによる」

プレミアリーグ規則違反の疑いを、 プレミアリーグ規則W.3.4に基づく委員会に 付託したことを確認する」

「委員会は、プレミアリーグや加盟クラブ から独立している。委員会のメンバーは、」

「プレミアリーグ規則W.19、W.20、W.26に 従って、プレミアリーグ司法委員会の 独立議長によって任命される。」

「委員会での手続は、プレミアリーグ規則 W.82に従い、機密な扱いとなり、 非公開で審理される。」

「プレミアリーグ規則W82.2に基づき、 委員会の最終結論はプレミアリーグの 公式ウェブサイトにて発表される。」

「この確認は、プレミアリーグ規則W82.1に 従って行われる。追って通知があるまで、」

「この件に関して これ以上のコメントはしない。」

と伝えた。

ちょっとよく分からないです。

簡単に言うと、シティの数々の怪しい 問題についてプレミアリーグが委員会を 立ち上げてでちゃんと調査をする、

という感じかな。

具体的にはどんな違反が 問題になっているんですか?

プレミアリーグが指摘した違反は多岐に わたっており、プレミアリーグの調査に 協力する規則に対する違反や、

利益やスポンサー収入、運営費などを含む 正確な財務情報提供に対する違反、監督や 選手の報酬に関する詳細提供に対する違反、

さらにUEFAのFFPを含む規則違反と プレミアリーグの収益と サステイナビリティに関する契約違反が、

問題となっている。

多すぎないですか?

ちなみに2009年から2018年までの間に 100を超える違反があったそう。

想像以上でした…。

でも3年前にUEFAの申し立てをCASが ひっくり返して、事実上、問題は解決 したことになっているじゃないですか。

なんでまたUEFAに所属している プレミアリーグが問題視したんですか?

実は今回のプレミアリーグからの指摘は UEFAよりも強いと考えていいんだ。

どういうことですか?

プレミアリーグからの訴えはCASの 管轄外で、シティは前のように CASに提訴できないし、時効もないんだ。

しかも、プレミアリーグは、シティが 行ってきたことを4年間調査していたんだ。

プレミアリーグも相当な自信があったから 今回再度指摘したんじゃないかな?

ちなみに今回の委員会のトップを務める マレー・ローゼン氏はアーセナルの 熱狂的なファンらしい。

ライバルチームのファンが委員長して いいんですか(笑)

まあさすがに公正なジャッジをするはず。 今回の問題をを受けてシティは、

「これらのプレミアリーグ規則の違反が 公表されたことに驚いている。」

「クラブの立場を支持する反論の余地の ない証拠を公平に精査するために」

「独立委員会によるこの件に 関する調査を歓迎する」

と今回の疑惑を晴らすことができる自信が あるような声明を出している。

では今後この問題によりシティが どのようになっていくのか解説するよ。

仮に今回の問題が事実ということが 分かれば、軽そうな処分は罰金や 勝ち点剥奪というところかな。

勝ち点剥奪はこの前ユベントスが 受けていたけど、これが 軽い処分なんですか…。

もっと重い処分としてプレミアリーグ から降格、タイトル没収、ヨーロッパの 大会に出場禁止、移籍禁止、

最悪リーグからの除名なども考えられる。

リーグから除名ってことも 考えられるくらい今回の問題は 衝撃的な問題なんですね。

今回はCASなどの裁判ではなく、 プレミアリーグが立ち上げた第三者委員会で 処分を決定することから、

どのような判断をくだすのか、 とても楽しみではあるね。

もし、本当にリーグからの除名という ことになれば、非常にショッキングな 出来事になるね。

選手やサポーターはどう 思うのでしょうかね…。

ただ、今回の問題が多すぎてすぐに 解決することは考えられなさそう。

実際にskysportsも、

「すぐに何かが起こるとは思わないので、 今シーズンに何かが起こる 可能性は無視したい。」

「この調査はすでに5年間続いているので、 すぐに対処されるとは思っていない。 これはまだ長い間続くものです。」

とつづっているし、プレミアリーグを 巡る事件で複数の経験を豊富に持つ ニック・デ・マルコ弁護士は、

「ダービー・カウンティとシェフィールド・ ウェンズデイのFFPに関わるケースを 担当した経験があるが、」

「どちらも約2年間の間に2つの 告発があり、終了まで約1年半の 時間がかかった」

「だが今回の事件は、14年間で100以上の 告発がある。それを考えれば、かなり長い 時間がかかったとしても驚きはないね。」

と語った。

100件以上も調査するので、確かに 長い時間がかかりそうですね。

他にもグアルディオラの進退が どうなるのかも注目されている。

グアルディオラは2022年5月、FFPの規則に シティが違反したとして告発された後、

「私は本当に、本当に信じています」

「なぜ私はクラブと人々を擁護したの ですか? それは私が彼らと一緒に 仕事をしているからです。」

「彼らが何かで告発されたとき、私は 彼らに『教えてください』と尋ねると、 彼らは説明し、私は彼らを信じています。」

「嘘をついたら、翌日には私はここに いないと言いました。私は出ていきます。 あなたはもう私の友達ではありません。」

「就任初日からあなたを100%信じている。 私はあなたを信じています。」

と、答えている通り、もし、仮に今回の 問題が事実であればグアルディオラは シティから去ることもあるかもね。

なるほど。でもグアルディオラは 本当にシティのことを信じていることが 読み取れますね。

また、Sky Sportsによれば、 マンチェスター・ユナイテッド、 リヴァプール、アーセナル、チェルシー、

トッテナムなどの「ビッグ6」が、もし ルール違反が確定した場合にはシティの リーグ追放を望んでいるという。

これは意外でした。

ライバルが減ってほしいというのも あるとは思うけど、他チームから見ても 明らかに違反しているって思えるのかもね。

今回シティは、2020年のときのもお世話に なった最強の弁護士として知られる デイヴィッド・パニック氏を

再度雇って調査に備えている。

その弁護料は非常に高額で、 1時間あたり約150万円。

これは、シティの最高給取りである ケヴィン・デブライネの給与に 匹敵する金額だよ。

FFP大丈夫ですかね?(笑)

確かにね。でもさっきも言ったけど、 すぐには問題は解決しないから、

今いる選手たちは移籍するかもしれないし、 疑惑のあるチームにいい選手は 集まってこないよね。

確かにそうですよね。

繰り返しになるけど、今回はCASが管轄外 だからシティはCASに控訴できない。

そのため、先ほど話した第三者委員会で 全てが決まることになる。

『アブダビ・ユナイテッド・グループ』が 第三者委員会に賄賂を 渡したりしないですかね?

そういうことが本当にあるのかどうかは 分からないけど、とにかく今後のシティと プレミアリーグの動向には注目だね。

長い目で経過を見届けましょう!

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