FAカップ準々決勝。 4部リーグ所属ながら躍進しているグリムズビー・タウンを、難なく撃破したブライトン。 この日も、日本人ドリブラーはドリブルで再三チャンスを演出し、最後は自らダメ押し弾で躍動した。 来週の代表戦に弾みがつき、あらゆるビッククラブのスカウトの目が22番に釘付けだ。
日本代表戦を前に、三笘薫がFAカップの準々決勝にスタメン出場!
この試合でも、三笘は相変わらずの活躍でしたね!
大量5得点での勝利で、ゴールラッシュの波に乗れたのはとてもよかったね。
もうここまでくると、活躍することに驚くことはないですね。
4部のグリムズビー・タウンという格下が相手だったけど、
相当な警戒をされていながらも決定機に何度も顔を出していたよね。
…三笘さんはどこまで行っちゃうんでしょうか?
全く想像ができないね…。
私たちとしては、日々舞い込んでくる情報に踊らされることしかできなさそうだよ…。
それはそれで楽しいから良いですけどね。
とことん夢を見させてほしいですよ。
そうだね。
では、試合の内容を振り返ってみよう。
ブライトンは、今シーズンの好調さがうかがえる5得点での勝利!
格の違いというのを見せつけた内容でしたね。
たしかに点差は開いたけど、グリムズビー・タウンも健闘していたよ。
センターバックからのビルドアップが特徴のブライトンの攻撃に対して、
グリムズビー・タウンは5-4-1のブロックを敷いて守っていた。
いわゆる、「バスを停める」というやつですか?
そうだね。ブライトンは、センターバックへのプレッシングをあえて誘き出すことで、
中盤のカイセドや背後のマーチ、三笘にパスを供給して前進をしていく。
しかし、グリムズビー・タウンは前からのプレッシングはあまり行わず、中央を締めたリトリートで対応をしたよ。
下部リーグのチームがプレミアのクラブと戦う時は、引いて守ることが多いですもんね。
うん。カイセドとマクアリスタへのパスを出させないような立ち位置を取っていたね。
しかし、ブライトンもポゼッションはお手の物。
最初はお互いに牽制していたけど、開始1分にエストゥピニャンからマクアリスタへのパスを皮切りに、
どんどん縦の楔が入っていってチャンスを演出してたよ。
プレミアリーグで受けるプレッシャーに比べると、やはりレベルが違うんですかね。
グリムズビー・タウンも組織を作っていたけど、個々の質で上回れてしまったね。
そういう意味で言うと、前半の早い時間に先制点を取られたのは痛かったですね。
この場面は、右のマーチが起点になったね。
ファイナルサードに侵入されてゴール前を固めていたけど、
中央のファーガソンへのパスコースが綺麗に空いていたのを逃さなかったね。
カイセドのミドルシュートもお見事でした。
バスが停まっていると見るや、遠目からのロングシュートを選択。
こぼれ球に反応したウンダブが押し込んでの先制点だったね。
ウンダブは久しぶりの出場でしたね。
三笘と同じユニオンで昨年はプレイし、26得点を挙げて意気揚々とブライトンにやってきたものの、
出場機会が増やせず思うようなシーズンを送れていないね。
ただこの試合は、その鬱憤を晴らすかのように中央でチャンスの起点になれていたよ。
56分のオフサイドになってしまった場面も、中央で受けてからのパスは見事でしたね。
マーチとの連携は前半から良かったし、良いポジショニングと的確な判断で決定機に何度も絡んでいたね。
ファーガソンへのアシストも良かったです。
70分だね。
ファーガソンと上手く前後関係を作りながらバイタルエリアでフリーになっていたね。
ツートップのように並んでいることが多かったけど、
ファーガソンがポストプレイで降りた時はウンダブが前に張っていて、
ウンダブがトップ下でボールを受けるときはファーガソンが前で駆け引きをしてという関係性はよかったね。
中央で10代の若武者たちが躍動していて、三笘にも良い刺激になりましたかね?
少なからず影響はされただろうね。
三笘と対峙したエフェテはかなり警戒していたのはうかがえたけど、
あえてそこに突っ込んでいく姿勢がこの試合の三笘には見られたよ。
何か余裕といいますか、相手を見下ろしているような感覚がありましたよね。
今季の活躍で自信をつけている証だね。
36分には、あえて狭いゴールライン際へのドリブルを行っていたし、
かと思えば、54分のように中央へのスペースを見逃さずにカットインからのシュートを放っていて、
エフェテからすると対応のしようがないという感じだったんじゃないかな。
このような強引なドリブルを、リーグ戦でも見られるようになりますか?
最近の三笘対策に対して、ドリブルよりパスを使う傾向もあったからね
そういった相手にも「違いを見せたい」と三笘本人も言っていたし、
格下相手に強引なドリブルを意識的に行っていた可能性はあるかもしれないね。
だとすれば、この試合で自信をつけてもらって、強靭なプレミア守備陣も抜いてほしいですね
クラインにテテを始めとして、ワン・ビサカにカイル・ウォーカー。
対人に長けたサイドバックに立ち向かう姿に期待だね。
そして、89分に三笘にもゴールが生まれますね!
ラッキーが重なったところもあるけど、最後のご褒美みたいなかたちになったね。
しっかりと数字として結果が残ったのはよかったけど、
この日の三笘ならハットトリックをしていてもおかしくなかったよ。
たしかに、決定機を何度か外していますもんね。
32分にグロスのクロスを合わせるも枠外。37分はボレーシュートがヒットせず。
さっき言った54分のカットインと、91分のロングパスを受けてのシュートと、最低でも4回は得点チャンスがあった。
えーと。この試合、1人で5得点する可能性があったということですか?
その通り!
この部分がまだまだ課題であり、デ・ゼルビ監督が求めているところだね。
複数得点ができていたら、何も文句のつけようがなかったよ。
厳しい指摘のようにも見えますが、これだけ活躍している三笘だからこそ要求レベルが高いんですね。
得点ができる場所に立つことができていて、実際にボールが来ているからね。
リーグ戦での得点をもっと見たいと思っているファンだって多いはずだよ。
毎度おなじみの現地メディアは相変わらずの高評価ですか?
『Sussex Live』の採点は7点で、
「チャンスが多かったわけではないが、ボールを持った際、他のプレミアクラブと同様に、」
「グリムズビーは彼のスピードとスキルにほとんど対応できず仕舞いだった。後半に、コースの変わった一振りでゴールを記録。」
と、グリムズビー・タウン守備を翻弄したという評価だね。
当然と言えば当然の評価ですね。
これで、弾みをつけて代表に合流できますね!
南米の強豪相手に、三笘がどれくらい活躍できるか楽しみだね。
ただ、冨安が合流できなかったのは悲しいですね…。
あー。
アーセナルでのポジション争いもある中での怪我だから、かなり心配だね…。
冨安は怪我との戦いをずっとしているから、そこを何とか改善したいところだね。
早めの帰還を心から願っています…。
代表戦でも三笘が話題をさらってしまうと、またビッククラブが黙っていなさそうですね
そうだね。移籍情報に詳しいジャーナリストグレアム・ベイリー氏は、
「ミトマは今季、プレミアリーグのトップレベルにある一人。今まさにイングランドでブレイクしているスターだ。」
「ヨーロッパ中のクラブが彼に注目していることは驚くことではなく、それは事実だ。」
「もしも市場に登場すれば、ミトマはクラブを選べる立場になる。」
「レアル・マドリード、バイエルン、マンチェスター・シティ…こうしたチームもみな、彼の成長に関心を持っている」
と、名だたるチームを上げ、三笘はクラブを選べる立場にいるとコメントしているよ。
…なんか考えられないですね。
デマであったとしても、浮かれてしまいますよ。
現実的かどうかは置いておいて、このような報道の対象になることが嬉しいね
我々ファン・サポーターは、存分に報道に踊られようじゃないか。
冒頭でも言ったけど、遠く離れている分、夢を見させてもらおう。
そうですね。
遠く離れているけど、会いたくなったらそっと瞼を閉じますよ。
ん?
何か聞いたことあるフレーズ…。
夢でもし逢えたら素敵なことね♪
やっぱり!派手なサングラスのミュージシャンでしょ!
そんなこと…
違う違う、そうじゃ、そ~じゃな~い♪
もうこの状況から「ランナウェイ」したい!!
え?どういうことですか…?
霊夢が始めたノリでしょうが!!!