ブンデスリーガ第21節が開催。日本人選手が数多く活躍、勝利に貢献した。今節の試合結果についてゆっくり解説。
ブンデスリーガは今節も日本人選手が たくさん出場したね。
鎌田、堂安、浅野、板倉、遠藤ら日本代表の 選手が主力として多く出てますもんね。
そうだね。毎節どこかで日本人選手が 活躍してくれるといいね!
まずは、鎌田と長谷部が所属している フランクフルトの試合を振り返るよ。
今節はブレーメンと対戦。
フランクフルトは、現在6位に位置し チャピオンズリーグ出場権を争う4位 フライブルクと勝ち点2差の射程圏内。
前節のケルン戦でリーグ戦8試合ぶりの 黒星を喫した6位のフランクフルトは、 その試合からスタメンを2人変更。
鎌田はボランチで先発、長谷部誠は ベンチスタートとなった。
序盤に試合が動く。フランクフルトは7分、 フリーキックからフリードルの オウンゴールを誘って先制点を奪う。
12分、ゲッツェのパスでDFの裏に 抜け出した鎌田がボックス内まで 持ち上がったが、
後方からのプレッシャーもあり シュートは枠の上に外れた。
後半に入り、52分にはコロ・ムアニが クロスからヘディングシュート。
一度はGKが止めるも、 クナウフが折り返すと、 コロ・ムアニが再び押し込んでみせた。
試合はそのまま2-0で終了し、 フランクフルトが勝利している。 長谷部の出場はなかった。
また、鎌田はフル出場で、敵陣パス成功率はチームトップの数字に。
おぉ!後方からの組み立てに 多く関わっていたのですね。
一方で、シュートは1本、ラストパスは ゼロなど、攻撃の最終局面にはあまり 絡まなかった。
今節も数字という結果は 出せなかったのですね。
そうだね。カタールワールドカップ前までは公式戦で12ゴール4アシストと結果を 残していたけど、
年明け以降は1ゴール1アシストと 足踏み状態が続いているね。
試合外では鎌田の移籍関連が 話題になっているけどどうなりますかね。
鎌田はドルトムントやバルセロナ、 最近ではマンチェスター・シティや リヴァプール、ニューカッスルなど、
プレミアリーグ勢からの興味が 報じられるているね。
改めてみると、ものすごいビッグクラブから 関心されているんですよね…。
グラスナー監督は記者会見で、移籍の噂が 出ている鎌田とフランス人DF エヴァン・ヌディカの状況について言及。
記者からのその去就に関する質問に、
「彼らとはいつも話しているよ。 来シーズンから他のクラブでプレー することになるのなら、」
「彼らがそれをあなたたちが記事にする前に我々に知らせてくれるはずだ。」
と前置きし、次のように続けた。
「まだどこかとの契約にサインしたという 話は聞いていない。ただ、そうなったら それはそれで受け入れるべきだし、」
「それでも彼らは6月30日までチームや クラブの成功のためにすべてを尽くす 我々のプレーヤーだと確信している」
と、述べており鎌田とヌディカへの信頼を 強調していた。
移籍は今後どうなるか分かりませんが、 まずはクラブで結果を出さないとですね。
そうだね。このまま不調が続くなら このビッグクラブからの関心も 無くなってしまうから、
まずはフランクフルトで 活躍してほしいね。
ビッグクラブで活躍する鎌田も見たいので 頑張ってください!
次は遠藤、伊藤、原口が所属する シュトゥットガルトの試合を振り返るよ。
前節堂安が所属するフライブルクとの 日本人対決に敗れた17位 シュツットガルトは、11位ケルンと対戦。
ケルンに対し、4-3-3を継続した シュツットガルトは遠藤と原口が インサイドMF、
伊藤が左センターバックで先発となった。
日本人3人がスタメン! 原口もスタメンで出ていて今のところ 移籍してよかったのかもしれませんね。
9分に早速シュトゥットガルトが先制する。
ボックス内の原口がポストになって 落としたパスをジウ・ディアスが コントロールシュートで蹴り込んだ。
移籍後初アシスト!早速結果が 出て一安心です。
後半59分に追加点を決める。 ボックス手前右からソサが直接狙った シュートが見事に枠を捉えた。
また、74分に決定的な3点目。遠藤の スルーパスをボックス右で受けた シラスがシュートを決めきり、
シュツットガルトが3-0で快勝。
遠藤もアシスト!日本人大活躍ですね!
日本人選手3人が躍動し、 ラッバディア体制6戦目にして 初勝利となった。
勝利も嬉しいですし、原口の活躍が 個人的には嬉しいです!試合には出てるので 移籍してよかったのかもしれませんね。
今回の移籍について、原口の奥さんが SNSで理由を明かしていたね。
「元気が移籍を考えはじめた時すぐには 理解できず止めました。今のチームが とても良いチームだったから。」
「でもこの言葉を聞いてからはそっかと、 荷造りを始めました。」
「移籍したい理由は自分自身がもっと サッカー上手くなりたいから。」
「チームは最後まで温かく送り出して くれました。ありがとうございました、 ウニオン。」
チャンピオンズリーグ出場権争いを しているウニオン・ベルリンから、 サッカーが上手くなりたいという理由で、
残留争いのシュトゥットガルトへ移籍。 原口らしい理由ですね。 残留を決めて英雄になってほしいです!
次はボーフム対フライブルグを 振り返るよ。
浅野と堂安の日本人対決ですね!堂安は 前節PKを獲得するなど活躍していましたね 今節も期待です!
浅野と言えば、最近インスタグラムで 自身のオフショットを披露しジャガー柄の ような派手な柄のジャケットを着ていたね。
プライベートでもジャガーなのは 笑ってしまいましたが、似合っていましたね
ワールドカップを終えてから浅野は 全試合に出場しているし、
ホッフェンハイム戦では嬉しい 今季リーグ戦初ゴールもマークしたから、 今節も頑張ってほしいね。
前節バイエルンに完敗した15位ボーフムは 浅野が4-2-3-1の右MFで先発に復帰。
一方、前節シュツットガルト戦を逆転で 勝利した4位フライブルクは、
堂安がフラットな4-4-2の 右MFで先発となった。
アグレッシブな入りを見せたボーフムだが、 先制したのは守勢だったフライブルク。
39分、グリフォの左CKからファーサイドのレゴリッチュがボレーで蹴り込んだ。
フライブルクが1点をリードして迎えた 後半6分に追加点。
グレゴリッテュのポストプレーを起点に ギュンターの左クロスを、
ホーラーがヘディングシュートで ネットを揺らした。試合はそのまま終了し 0-2でフライブルクが勝利した。
浅野と堂安はどうだったんですか?
浅野は86分まで、堂安は77分までプレー。 2人とも調子は良さそうだったけど、 目に見える結果は今節はなかったね。
そういう日もありますよね。 次節に期待しましょう!
最後に板倉が所属するボルシアMGの 試合を振り返るよ。
確かバイエルンとの試合でしたよね。
そうだね。板倉は センターバックの一角で先発。
8分、バイエルンのDFウパメカノが 決定的な得点機会阻止、いわゆるDOGSOがあったとして一発レッドカード。
数的優位となったボルシアMGは13分、 敵陣右サイドからのフリーキックで先制。
しかし、数的不利のバイエルンにゴールを 許し、前半は1-1で終える。
それでも後半10分、ボルシアMGは 中盤での攻守の切り替えから ホフマンが前を向くと、
プレアとのパス交換からゴール前に 抜け出し、左足ワンタッチシュートで 再び勝ち越し。
その後も優位を保ち続け、39分には テュラムがダメ押しゴールを決めた。
後半アディショナルタイムにはDFの クリアミスからバイエルンに 1点を返されたが、
そのままタイムアップ。 ボルシアMGがホームで強敵を破った。
1人少なくても2点を入れた バイエルンは恐ろしいです。
今冬ボルシアMGからバイエルンに 電撃移籍したゾマーは悔しいですね!
この日の板倉は前半立ち上がりに セットプレーから ヘディングシュートを放つと、
その後はアグレッシブな守備でバイエルンの攻撃を封鎖。2失点も直接絡む形ではなく、安定したパフォーマンスが目立った。
ファルケ監督も絶大な信頼を寄せており、 少し前のインタビューでは、
「彼の資質が、我々に良い影響を 与えてくれている。」
「彼が負傷するまで、リーグで最高の ディフェンスを誇っていたことも、 偶然ではないだろう。」
「彼はこれまで傑出しており、 このまま続けてほしいと思っている。」
と、述べていた。
素晴らしいです! 冨安、板倉がいるので、日本代表の センターバッグは数年安泰ですね!
一方、バイエルンは今季2敗目を喫し、 19日に控えたウニオン・ベルリンの 結果次第では首位から陥落する。
今年のブンデスの上位争いは熱いですね。
そうだね。1位のバイエルンが 勝ち点43だけど、6位のフランクフルトが 勝ち点38だからね。
勝ち点5差の範囲に6チームですか。 久々に激しい争いをしていますね。
ただ、バイエルンの得失点差は40。2位の ウニオン・ベルリンは11、
3位のドルトムントは14とまだ バイエルンが有利だね。
現時点で得失点差が40ですか…。
バイエルンは前人未踏の10連覇中。今年こそほかのブンデスのチームが頑張って バイエルンの連覇を止めてほしいね。
今後のブンデスも注目していきましょう!